家庭菜園

初めての家庭菜園でも大丈夫。「土作り」だって失敗させない!

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最近は地球に優しいエコな生活が人気ですよね。
自給自足の生活に憧れを持ちつつも日々の生活の忙しさに、「さすがにできないな~」と諦めていませんか?
確かに全てを賄うのはあまりにも難しいのですが、家庭菜園ならごく一部でも充分に自分で作る楽しみは味わうことができます。

今回は、初めての家庭菜園でも失敗しない!土作りの基本をご紹介します。

野菜作りに広いスペースは不要!

家庭菜園

「野菜を育てるには庭が必要なんじゃ?」と、家庭菜園をするには広い場所が必要なイメージ。
実際に私もそう思っていました。
もちろん、家庭菜園をするのに広いスペースがあるに越したことはないのかもしれません。
ですが、できるなら「手軽」に「気軽」に家庭菜園を始めたい

大きな庭で野菜を作ろうとすると土を耕す必要があります。それはもう畑💦
簡単×気軽にできる家庭菜園の域を超えてます。

今回ご紹介する「プランター栽培」なら広いスペースが無くても、気楽に野菜作りができますよ♪

プランター選びが重要!

家庭菜園 プランター選び

野菜作りは「土作りが命」と言われるくらい、土が重要になってきます。
ですが、それ以前に大事なことがもう1つあります。

それは、野菜用の土を入れる『プランターの選び方』です。

いざ家庭菜園を始めようとホームセンターへ行ったはいいものの、余りにも無数に存在するプランターたちを目の前に、何を選べばいいのかわからず、途方に暮れたことがありました。
プランターの数がたくさんあるということは、家庭菜園で育てるそれぞれの野菜に適したプランターがあるわけで、『何でもいいから選ぼう!』というものではありません。

では、プランター菜園で重要となるプランターは、どんなものを選べばよいのか😨

① 深いプランターを選ぶ

プランターの選び方

家庭菜園で実際に野菜を作り始めるとわかるのですが、育てようとした野菜が想像以上に根が張るものだったり、支柱を立てる必要があるものだったり、思わぬところでプランターの深さを要求されることが意外にも多くあります。
プランター菜園をするときは、30cmほどの深さがあるプランターを選ぶがおすすめです。

② プラスチック素材のものを選ぶ

プランター プラスチック

個人的におすすめなのが、プラスチック素材のプランター。
プランター菜園で深さがあるプランターを使用する場合、当然ですが土もプランターの大きさに合った量を入れるので、ものすごく重くなります。

陶器のプランターもいいけど…

陶器のプランターは見た目もオシャレですが、場所の入れ替えなどプランターを移動するときに重くて尋常ではない苦労が><

どうしても陶器のプランターが良い!

どうしても陶器のプランターでベランダをオシャレに彩りたい!という方は、なるべく移動をしなくて済むように最初に配置する段階で、日当たりなどを考えてプランターを置くと移動する手間も必要ありませんよ^^

③ プランターの底を確認する

家庭菜園 プランター

家庭菜園で使うプランターを選ぶときは、必ず購入する前にプランターの底を確認しましょう。
家庭菜園でプランターを使う際、プランターの底に「ネット」や「すのこ」が必要となります。プランターに最初からついているものもあるので、購入する前に底を確認しておくと「後から買わないといけない…」などの手間も必要ありません♪

石を底に薄く敷き詰める

プランター菜園をするときに、必要となるのが「鉢底石」。
鉢底石をプランターの底に、底が見えないくらいに薄く敷き詰めます。

鉢底石をプランターの底に敷き詰めることで根腐れを防いだり、害虫が底から侵入することを防げるので、ここはしっかりと敷き詰めましょう📝

家庭菜園で一番大事な「土作り」の極意

・水はけがよい土を選ぶ

家庭菜園 土選び

プランター菜園で使う土によって「野菜の味が変わる」と言われているくらい、大事なのが土作り。
「そもそも良い土とは何!?」という話ですが、まずは水はけが良いことがあげられます。

水はけが良い土を使うと、根腐れが起きづらくなります。
水を実際にあげたときに、さらさら~っとプランターの底に流れていくような土が理想です。

保水力も必要

野菜は根を張って育つので、常に適度に湿っていなければなりません。
いくら水はけが良い土でも、どんどん流れてしまったり、すぐに乾いてしまうような土では野菜は育ちません💦

お団子を作って湿り気確認

水やりの後にしばらくの間、湿り気を保っているような土であることも重要です。
実際にその土を握って団子を作り、そのお団子を手で押してみてください。

ほろっと崩れたら「良い土」で、崩れなかったら水はけが「悪い土」。もっと言えば、最初に団子にすら固まらない土もありますので要注意‼

・迷ったら培養土を選ぶ

培養土

プランター菜園をするときに使う土は、基本的には培養土で問題はありません。
「どんな土を選べばいいのかわからない」という方は、培養土を使いましょう!ホームセンターには、家庭菜園用の培養土がたくさん売られています。

培養土の中にはプランターで育てることを前提とした『有機培養土』などもありますよ。

培養土は手作りできる

  1. 「赤玉土」と「腐葉土」を7対3くらいの割合で混ぜ合わせる
  2. 団子を作って土の硬さを見る
  3. 燻炭や肥料などを入れたら、栄養のある土の完成!

★土の硬さの確認★

カチカチになっているようでしたら、赤玉土を足します。
逆に、さらさら~っとこぼれるようでしたら、腐葉土を足します。

・プランターに土を入れる

土をプランターの縁から5㎝くらい下がったところまで入れます。
プランターのギリギリまで入れてしまうと、実際に水やりをしたときに土が一緒に溢れてしまうので気をつけましょう。

プランター菜園におすすめの野菜

トマト

トマト

プランター菜園、または家庭菜園自体に初めて!という方は、種より苗を購入すると簡単♪(※苗は「黄色くなっていないもの」を選びましょう。)

4~5月頃に苗を植えれば、夏には収穫が可能!
苗だったら簡単に野菜作りができる上に、次から次へと実がなるので作り甲斐がありますね✨

プランター菜園に挑戦する場合は、草むしりをマメに行うことが大事!
家庭菜園の天敵【アブラムシ】には注意が必要ですが、一緒にバジルを植えると虫除けになります。

枝豆

枝豆

枝豆は4~5月頃に種を蒔くと、7~8月のだいたい3ヶ月ほどで収穫ができます。
そのまま秋を迎えると大豆になります^^枝豆は、大豆の未成熟の状態の豆なんだとか♪

ラディッシュ

ラディッシュ

プランター菜園におすすめの野菜と言われるラディッシュは、別名「ハツカダイコン」という名前の通り、種を蒔いてから20日くらいで収穫できます。
こちらも4~5月くらいが蒔きどき。

間引いたラディッシュは、ベビーリーフとしても食べられます♪
柔らかいのでサラダなどに入れても美味しいですよ。

春に向けて作りたい!おすすめ野菜

3月は暖かくなっているとはいえ、まだまだ朝晩は寒く、寒暖差が激しい時期ですよね。
この時期に種を蒔く場合は、気温差に強い野菜を選びましょう。

シシトウ

シシトウ

シシトウは2~3月に種を蒔き、4~5月に苗の植え付けをしましょう。6月の終わり頃から11月頃まで収穫ができます。
シシトウは高温に強いので、収穫時期には次々と実がなりますよ。

ほうれん草

ほうれん草

ホウレンソウは寒さに強い野菜で、日当たりに恵まれなくても育てやすい!
西日本などでは真冬以外、ほとんどいつでも栽培ができるとも♪
※一般的には2月末から4月頃までに種を蒔き、4~6月には収穫できる!

寒さに強い分、高温には弱いので20℃を超えそうなときには遮光ネットを使って温度を調整しましょう。

春菊

春菊

春菊は暑さにも寒さにも強い野菜なので、プランター菜園におすすめの野菜。
種は3~4月に蒔きますが発芽するのに光が必要なので、土は薄く載せる程度にすることが必要です。
発芽までは乾燥も大敵なので、新聞紙をかけるなどして乾燥を防止しましょう。

意外にも手軽に始められる家庭菜園

家庭菜園は難易度が高いというイメージがありますが、意外や意外!
プランター菜園など家庭菜園に適した野菜を選べば、割と手軽に始められるものです。

プランター菜園を始める際に大抵の人が躓いてしまいがちな土作りでさえ、今はいろんな手法があり、気軽に家庭菜園に挑戦しやすくなっています。
種を蒔き、発芽を待ち、成長を見ながら育て、野菜の収穫の時期を楽しみにするというのも、なかなか素敵な時間ですよ🎵

今回ご紹介した野菜以外にも、まだまだプランター菜園におすすめの野菜はたくさんあります。
肩の力を抜いて楽しみながら、家庭菜園に取り組んでみませんか?

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